インドの勢いシャレになってねーな

印マヒンドラ二輪が英国BSAの権利を得た…のか?

BSA Motorcycles Revival? India Giant Mahindra May be the Answer

このニュースによると印マヒンドラ二輪は子会社を通じBSAに関する100%の株式を取得とある。BSAは会社倒産以降、権利がバラバラになってしまってバイク、自転車、工作機械、銃砲関連と世界中に散逸してるのが現状なので、このBSAがどこの何を指すかが重要なんですけど、ちょっとそこまでは追いきれず。
ただ確証のあるソースは見つからないまでも、複数ニュースソースに於いてこの話題に触れているのである程度は実際に動いているのかもしれん。バーミンガムスモールアームズがプネースモールアームズになっちゃうかも?PSAになってもロゴはあんまり変化なさそうですね(苦笑)※マヒンドラ二輪の本社はプネー市にある

ちなみにこちらは新型BSAのレンダリングとか。既存モデルのMOJOをベースに、タンクやライト周りだけクラシカルなイメージにしたものみたいですな。排気量は295ccシングルエンジンとのことなので、タンクのカラーリングは過去のバンタムみたいなイメージにしてあるのか…んんーあんまり個人的には好きじゃないかも…

BSA Branded Custom Mahindra Mojo Rendered by Jakusa Design

それよりもこのニュースにシレッと「マヒンドラが英国BSAとJAWAの権利を取得」て書いてることの方が気になる…

次回予告

お願い、進まないで円安! あんたが今ここで安値に振り続けたら、eBayや海外ショップからの部品調達はどうなっちゃうの? 予算はまだ残ってる。これを耐えれば、部品が揃うんだから!

次回、「記録的円安」。

すごく正しい判断だと思う

http://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/223387150

引用「修理が続き情熱をなくしてしまい売却することにしました。」引用終わり。
こうやって見切りをつけられる人は良い。つてを辿ってベース車を安めに手に入れたは良いけど、整備費維持費を掛けられなくて結局動かせず、どんどん死蔵していく人とか結構いる。

旧車遊びは湯水のごとく出ていく出費と自分の愛の優位性がどこで逆転するかハラハラしながらギリギリの所まで突っ込んで行くチキンレースなので、極端な話でもなんでもなく本来は頭のネジが全部飛んでるキチガイか予算に糸目を付けないお大尽の遊びなんよね。
そこを若者は時間と知恵で、長く続けてる人は培った経験と知識と技術でどうにかするんだけど、普通の人はカネの力で何とかする他どうしようもないので、そもそも趣味として人に勧められるもんじゃないな、と思ってたりはする。

そんな畜生道まっしぐらみたいな趣味だけど、中にはあんまりお金も手間も掛からず面白みだけ抽出できるバイクや車、みたいなのは存在してる。
それはまた別の機会にでも。

本質さえ失わなければ

別に旧車の補修部品なんか何使っても良いじゃんか、が持論です。

より低価格で高性能な「配線部品」や「電子部品」が使える昨今、そこをあえて高価格で低性能になるゴム引き布巻き配線や機械式制御装置をわざわざ使う必要はないわけで。

古いバイクに乗る理由が「電磁石式の電圧制御装置を動かしたい」とかなら別だけどさ

世間とすっかり隔絶した感があるなあと思い、少しだけネットサーフしてみたら、今はスミスのクロノメトリック型エレクトリックスピード/タコメーターなんてのもあるのね。しかもオリジナルのいつまで使えるか分からない様な中古再生品の数分の一の値段で。
マグネティック式の色気も素っ気もないメーターに比べたら見た目麗しいのは事実なので、ウチのBSAもそっちにしようかなあ。

推論を立てて検証する遊び

1971年からBSAはUK/US仕様ともに、BSA外部のデザイン事務所Ogleのデザインしたカックカクのタンクに仕様変更した訳ですが、その兄弟とも言えるトライアンフはUSモデルに関しては旧タイプの涙滴型タンク+タンクバッジの組み合わせを採用し続けたんですね。

何でこんなアンバランスなことになったんだろう、トラがそうするならBSAもそうしたはず、と思ったのはかなり昔のこと。でも当時はまだネットで拾える情報もかなり少なくて、資料を元にそれを検証するなんて全然できなかったですわ。

今は情報も(探せば)かなり沢山見つけられる便利な時代。
そうこうしてたら、米国で納屋に長期放置されてたA65ライトニングの写真をシェアしてる人の投稿に行き当たりました。

14963330_1241676682569589_6493916365855370925_n

はいこれ。何の変哲も無いゴミバイクの写真じゃんか、って?それが実は全然そうではないんだなあ。

続きを読む

油圧管理のためのクリアランス指定について

BSAツインはA10もA65もクランクシャフトのスラスト方向クリアランス、コンロッドのスラスト方向クリアランスについていずれも0.05mm前後のかなりタイトなクリアランスを指定しとるのだけど、クランク回りがほぼ同じ構造のメグロ製ツインにそういった数値指定はあるんじゃろか、というかその位のクリアランスにとどめておかないとクランクシャフトから入ってくる油圧がジャンジャン逃げてビッグエンドを油圧でフローティングさせることが出来なくなると思うのだけど

Wになるとビッグエンドもクランクもローラーベアリング支持になるから関係なくなるのは賢いと思う
ブチ回して乗りたい人はWに乗ると良いんじゃなかろうか