先ず、今回の大地震、大津波で不幸にも被害に遭われた方々に心からお見舞いを申し上げます。
被災された方、目の前には困難ばかりが広がる状態でしょうが、どうか諦めず、希望を捨てないでください。平穏な日常が必ず戻ってくると信じ、少しずつでも歩んで行きましょう。困難を打ち砕く力は武力でも、権力でもなく、ただ希望であると私は思います。

私の父が宮城県仙台市出身で、また一昨年にはきみどりデザイン社員旅行と称し、東北地方を旅行して回ったこともあり、それもあって東北地方の都市、そして人々には特別の親近感を持っておりました。
広い空、まっすぐな道、そして初めて見るはずなのに、どこか懐かしい風景。可能なら、どこかの街で暮らしてみたい、と思うほど、東北地方は私たちの心に良い印象をもたらしてくれました。

それらが、今回の大地震と大津波で一変しまったことが、自分に直接関わりがない事と頭では分かっていても、本当にショックでした。一時は何も手につかない状態になってしまっていました。

こういった大災害に際し、弊社でも何かできないか、と色々考えてみましたが、きみどりデザインは設備も人も無事だった分、仕事をこなしていく日常をしっかりと過ごし、来る復興の時のための備え（たとえば、少しでも寄付が出来るようにする、デザイン業務で協力できることに関わっていく、など）が大切だと判断し、通常通り業務を進めていくとしました。

まだまだ巨大な余震の予想もあり、また、この東海地区でも緊急地震速報が入る中での業務となりますが、たとえ遅れても仕事を進めていくことが、最終的には復興のための力になると信じています。きみどりデザインの力は本当に微々たる物ではありますが、それでも決して無力はない、と思っています。

進む距離は本当に少しずつでも、前に進んで行きましょう。
その先に、希望を持って辿り着ける未来がある事を信じて。