去る5月20日、クレタパブリッシングの雑誌「スクーターデイズ」が発売になりました。
国産〜輸入車、旧車〜最新型まで、スクーターという乗り物の楽しさを、様々な角度から切り込んでいる読み応えのある雑誌で、ワタクシも愛読しております。
突然、なんでこんな話を始めるかというとですね、ある企画にイラスト作成という形で関わらせていただきまして、見本誌をお送り頂いた次第にございます。
その企画とは「MBD＋BGM・レースツアー195プロジェクト」です。
今回きみどりデザインでは、完成車両イメージイラストの作成をさせていただきました。
詳しくは実際の誌面をご覧いただくとして、今回のポイントなどをサラッとご紹介します。
今回のイラストは、あえて手描きで仕上げまで作業しています。
ここ10数年のPCソフト発達により、コンピュータで作成されるイラストの質はかなり向上しました。絵について全く心得がなくても、ある程度のイラストは作成出来るほどです。
しかし、逆に昔ながらの手法で作成されるイラストは、殆ど見なくなりました。手描きで味のある雰囲気。誌面の隅に、そういった物がちょっとあるだけで、ずいぶん雰囲気が柔らかくなると思うのですが、なかなか見る機会もありません。
今回のレースプロジェクトは、60年代のランブレッタと最新の技術、そこにプラスして長年蓄積されたデータ、それに培われてきた職人技の融合、という側面もあるのかな、と感じたので、イラストも、コンピュータで作成した正確な物より、あえて手描きの味を全面に押し出した物にしてみようと思いました。
誌面では前、エンジン部分、それにダッシュボード部の3点が採用されましたが、実際に作成したイラストには、後ろからのカットもありました。それがコレです。
リヤビュー
マフラーの造形やダッシュボード部分の配置が分かるようにしています。スペアタイヤの存在感が結構大きいのと、サイドカバーのストライプがはっきり見えて、このスクーターの性質が何となく伝わるかな？と手前味噌ながら思っています。
なお、今回のプロジェクトですが、誌面と同時進行で“Lambretta Magazine Japan” さんでも進捗などがご覧いただけます。こちらもぜひ足を運んでみてくださいね。
今回大変お世話になりました！ありがとうリンク：
Buonoさん